
【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)会長選挙に立候補した国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長が10日、ロシアのウクライナ侵攻後、初めてモスクワを訪れ、現地の体操選手と交流した。オンラインで記者会見し「スポーツが平和に貢献できると信じている。現実を見て選手に話を聞き、(平和貢献へ)戦略を立てていく」と語った。
渡辺氏は3日にウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問。「私たちリーダーは二つの国の間に立たないといけない」と強調した。将来的にパレスチナ自治区やイスラエルなどにも赴く意向を示した。
任期満了で退任するバッハ会長(ドイツ)の後任を争う会長選は20日にギリシャで行われる。